カテゴリ:知っ得コラム / 投稿日付:2023/04/18 00:00
価格が安く、購入に手間がかからないのが、建売住宅の大きな魅力です。
しかし価格が安いと、家の品質に問題があるのではないかと、不安になる方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、後悔のない家づくりが進められるように、建売住宅が安い理由を解説いたします。
建売住宅が安い理由①:人件費削減
建売住宅では、建物の間取りや構造などがある程度規格化されており、その土地の形状や規模に合わせて、同じようなプランで分譲されています。
通常はその物件ごとに設計をおこないますが、規格化することで設計にかかる時間や人件費を削減できるのです。
またシンプルなプランは、複雑な設計や施工も少なくなるため、その管理やチェックに必要な現場管理・施工管理の人件費も削減できます。
施工が少なくなれば、その工程自体も簡単になるため、工期の短縮にもつながり、短くなった分だけ人件費も抑えられます。
建売住宅が安い理由②:スケールメリットが大きい
一般的に建売住宅は、広い土地を一度に購入し、それを売りやすい大きさに細かく分割して、そこに住宅を建てるという手法で建築されることが多いです。
そのため土地をひとつひとつ購入する場合と比べて、土地を安く仕入れて販売することができます。
さらにそのようにして分割した土地に、先述した似たようなプランの住宅を、一気に建設していきます。
それに合わせて建材や設備も大量に仕入れるため、建設費用も低コスト化できるのです。
また注文住宅では土地と建物を別々に契約して購入するため、それぞれに諸費用が発生します。
建売住宅の場合、土地と建物をセットで購入するので、発生する諸費用の節約も可能です。
建売住宅が安い理由③:その他
以上2つが、建売住宅が安い大きな理由ですが、それ以外にも理由はあります。
たとえば建売住宅では、カーテンレール・網戸・シャッター・エアコン・照明・テレビアンテナなどの費用が本体価格に含まれておらず、オプションとなっていることが多いです。
そのため本体価格だけを見ると安いですが、実際にはオプション費用も追加しなくてはなりません。
ただし不要なオプションは追加しないこともできるので、費用を抑えられる可能性もあります。
また建材や設備のグレードを下げることで、価格を抑えている建売住宅も多いです。
とはいえ建物の耐震性など、質や安全性を下げているわけではないので、注文住宅などと変わらず、安心して過ごすことができるでしょう。
くわえて一般的な注文住宅では、販売活動の一環としてモデルハウスを設置しますが、建売住宅では完成した住宅を内覧できるため、モデルハウスが必要ありません。
モデルハウスの維持には多くの費用が必要ですが、建売住宅ならその維持費用がかかりません。
そのため間接的にコストが抑えられ、建売住宅が安い理由のひとつとなっています。
まとめ
建売住宅では、人件費を抑えてスケールメリットを活かすことにより、安い価格を実現しています。
建材や設備のグレードが低い場合はありますが、住宅の質や安全性は変わらないため、安心できるマイホームをリーズナブルに手に入れることができますよ。
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